車道に進入…　もう少しで車に轢かれるとこでした

先日、家をでて１分のところで車に轢かれかけました。。
時々やっちゃうんですけど、私が車道に出ちゃってたんですよね。
慌てて走ってきてくれた方がいて、ヒヤッとさせて申し訳なかったなぁと思うと同時に、見守ってくださる肩がいることに改めて感謝しました。
自分の反省もかねて、「こんなことがあるんだよ」って共有したいと思います。

一体何で車道に!?

いつも通り仕事に向かう朝。
歩道の一番内側を歩いていると、前から人の波がやってきました。
ちょうどそこは駐車場の横で、歩道の端っこがわかりにくい私の苦手な場所でした。
ただでさえ歩道の左端を歩けているか怪しいうえ、前から来た人の群れが私の両側を歩いていったので、私は歩道のどちら側を歩いているのかわからなくなっちゃったんですよね。
（うーん、たぶん右の車道の方に寄っていってるよね…）
と思っていたら路地を渡るところまで来ちゃったので、とりあえず道路から離れようと少し左斜めに渡ることにしました。

すると今度は路地から出てこようとする車のエンジン音が聞こえてきて、その音と距離を保ちつつ進むことに。
そのエンジン音を通り過ぎて、そろそろ歩道かなぁと思ったところで、白杖がコツン。
（ん？車？路地に路駐してる車かな？それとも路地を渡った先の駐車場に入り込んじゃった？）
左側に寄りすぎたと判断した私は車を手で伝いながらゆっくり右に歩いてみました。

ん？反対車線の音が近い？危険な気がするから左に行ってみるか
と、そこへ『プーーッ！』とクラクションの音。
（あぁ、このクラクションきっと私だよね…汗）
と思いながら左側に引き返し始めたところに、バタンッと車の扉を閉める音、ヒールと靴が橋ってくる音、「危ないよ」と叫ぶ男性の声。
どうやら思ってる以上に危険なレベルで道路に出ちゃってたみたいです。
２人の方が私に駆け寄ってきて、「こっちです。ここを真っすぐです」と歩道と進む方向を教えてくれました。

実際何が起きていた？

たぶんこういうことだったんですよね。
道路の左側の歩道を歩いていた私は、人込みにもまれて右斜めに進んでいく。
そこで軌道修正するはずが、路地にいた車のエンジン音から逃げてまた右に進んでしまう。
気付かないまま車道へ進入し、赤信号で並んでいた車に後ろから衝突。
それでも路地の方にいると勘違いして、さらに右の反対車線側へ歩いていく。
とまぁずんずん車道に進入していったわけです。

車から降りて駆け寄ってくるくらいですから、周りで見てた人はヒヤヒヤしただろうなぁ。
本人は意外と冷静で、駆け寄ってきてくださったお２人にも普段と同じようなお礼を伝えただけだったので、あとになってひと言謝罪すればよかったなぁと思いました。汗

今回の反省点

人がたくさん歩いて来たとか、路地に車がいたとか、赤信号で一番近い車道の走行音が手掛かりにできなかったとか…
歩きづらい条件が重なったとはいえ、反省するポイントが２つありました。

・人の波は立ち止まってやり過ごす

人が多いところを歩こうとすると、流されたり少し避けたりするうちに進行方向がずれちゃうんですよね。
だから、本当は立ち止まってやり過ごせばよかったんです。
でも、通勤時間は人の波がどれくらい続くのかわからなくて、つい歩いちゃうんですよね。。
相手が避けることを前提にこちらは避けようとせず、ゆっくりと歩道の端を辿るのが正解かなと思ったりしますが、時間に余裕をもつのが一番大事ですね！

・路地を渡る時は歩道の切れ目で進行方向を修正する

今回は感覚的に右にずれているような感じがあって、実際歩道の切れ目を踏んだところは、車道側の丸くなったところでした。
その時点で歩道の内側に戻って、進行方向を修正すればよかったんですよね。
そしたら、路地で車の音がしていようと真っすぐ進めば車にぶつからないはずで、近づきすぎてないか意識しすぎて車道に出ていくようなこともなかったんです。

毎日歩くようなところだとつい確認が手抜きになったり、時間に余裕をもたせなかったりしちゃうので、気をつけないといけないですね。

周囲の見守りに感謝！

全盲の私が外を歩くとき、白杖や足裏の感覚、行きかう車や人の足音、お店から聞こえるメロディや匂いを手掛かりにあるいています。
でも、ちょっとしたことで自分の立ち位置がわからなくなったり、違うところへ歩いていったり、すぐ迷子になっちゃうんですよね。
そんな時には声掛けしてくださる方がたくさんいて、いつも助けられています。
特に今回は、とっさに車から降りて駆け寄ってきてくださった方がいて、すごくありがたいことだなと街中のサポートに改めて感謝しました。
これからも楽しくお出かけできるよう、自分でできる安全策を意識したいと思った出来事となりました。