来年からの一人暮らしに向けて、初めて不動産屋さんに行ってきました。
初めてでわからないことばかりだったので、いろいろと収穫がありましたよ。
全盲だから求めるお家の条件
私が全盲だからという理由で、お家探しの条件にしているものが2つあります。
1つ目は駅からの距離です。
道の環境にもよりますが、私が1人で歩くと、一般の人の1.3~1.5倍の時間がかかるんですよね。
毎日のように通勤で電車を使うので、駅までは10分くらいで行きたいと思っていて、そうなると「駅まで徒歩7分以内」が条件になってきます。
2つ目は敷地内にごみ置き場があること。
1人分だから少ないとはいえ、ごみ袋を持つと両手がふさがってしまうし、袋が幅をとるので歩きにくくなるんですよ。
それで毎回数十メートル先に出しに行くのは手間ですし、雨が降ったら傘がさせなくて何日もごみ出しできないなんてこともあり得ますよね。
それなら敷地内にごみ置き場がある方が出す場所も明確で楽なのかなと思ってます。
これに部屋の広さや家賃などの条件を追加すると、私の住みたい地域にはあまり良い物件がありません。。
不動産屋さんに行ったらネットで公開されてない情報があるかも?と思い、とりあえず行ってみることにしました。
ヘルパーさんの出入りは吉と出るか凶と出るか
不動産屋さんに行っても、条件に合った物件数は同じでした。
でも、ネットで見ていた物件の公開されていない情報を教えてもらったり、保証人と管理会社の仕組みなど、物件探しが初めての私にとって、勉強になることがたくさんありましたよ。
そこで気になった話が1つ。
私が見ていた物件の中に1LDKのお家があって、2人でも住めちゃうぐらいの広さだったんですね。
そういうお家だと、ヘルパーさんが頻回に出入りすることで、登録は1人なのに実は2人で住んでいるんじゃないかと勘違いされ、トラブルになる可能性もあるそうです。
私は、ヘルパーさんの出入りがあった方が何かあった時の対応ができて、大家さんには安心してもらえるんじゃないかと思っていたので、この話は意外でした。
私の場合、ヘルパーさんに来てもらうのは週に1回程度のつもりなので、さすがにそんな勘違いはないと思いますけど、セキュリティの問題で頻回な出入りを嫌がられる可能性はありますよね。
印象の良い担当さん
今回は、事前に電話で全盲であることを伝えたりはせず、いきなり不動産屋さんに行きました。
ヘルパーさんと行ったのですが、私が物件を探していると伝えたら、ちゃんと私と話をしてくださいました。
どう対応したらいいのかわからずに?介助者にばかり話をする人もいるので、これだけでちょっと好印象です♪
物件の説明を聴いている途中、私がヘルパーさんに間取りを手に書いてもらってた時には、「僕がペンでぐりぐり書いてもいいですか?」と言ってくださったり、「みくりさんの条件に合う物件の新着情報や次回来店時のやり取りをLINEでやれたらと思うんですけど、そのへんってできますか?」と確認してくださったり、全体的に配慮はしつつも”障害者”じゃなくて単なるお客さんの1人”としてフラットに対応してくださってるのがとても嬉しかったですね。
ちなみに、LINEを音声読み上げで操作してみせたら「安心しました。そんなQRコードの読み方あるんですね!僕より使いこなしてる笑」という1コマもありましたよ。笑
それから、ヘルパーさんがお家に出入りする問題については「ヘルパーさんが出入りしてくださるので何かあった時も大丈夫です、とこちらから先手を打って伝えたらそれ以上突っ込めなくなりますし、そのへんはフォローするので大丈夫です」と言ってくださって心強く感じました。
大家さんの反応次第ではありますが、この担当さんだったら障害者だからという理由でお家探しが苦労することはないかも!?と思えました♪
本番は来月
来年から新生活をスタートさせれたらいいなと思いつつ、障害者を理由に断られるケースがあると聞いていたので、今回は早めに不動産屋さんに行ってきました。
でも、この時期だと物件が少ないのと、今内見など行って契約の話になれば11月には入居しなきゃいけなくなるとのことで、本格的にお家探しをするのは来月になりましたよ。
初売りで家電や家具を安めに揃えられたらいいなとか、年末年始の休みの多いうちにちょっとずつ荷物を運び込めたらいいなとか考えてるので、あんまり早く決まったら困るんですよね。笑
というわけで、次回は11月後半に行ってきます♪
コメント
一人暮らし、チャレンジですね。
僕もここに至るまで引っ越しはかなりしてきましたけど、
いつもアパートはすぐに決めなくちゃいけないことが多くて、
じっくり選べたことはないなぁ。
でも、駅までのアクセスのしやすさはかなり重要ですね。
スーパーやメインバンクが近くにあることを重視してた気がします。
ヘルパーのお話は知りませんでした、そんなリスクがあるんですね。
あと、確かにゴミの出し方は大事ですね。
前の前に住んでたところは可燃ごみとプラ容器は敷地内だったけど、
カン・瓶、不燃ごみは離れてました。
若干遠回りの通勤路だったのでまぁ良かったんですが、
引っ越して初めて分かることも多かったなぁ。
期限が決まってて選べなかったというのは、逆に言えば障害でフィルターにかけられることなくスムーズに決まったってことなんですかね。
ごみは種類によって収集場所が違う場合もあるんですね。
住んでから手段を考えたり順応しないといけないことは多そうな気はしています。