前回に引き続き、体温計のお話しです。
今回は、特別な体温計を買わなくても体温がわかる『体温計読んで』というアプリを紹介します。
実家暮らしの時は家族に教えてもらっていたのですが、これを上手く使いこなせるようになってから、「体温計見てもらおうと思ってたのにみんな出掛けちゃったぁ」なんて時にとても便利になったんですよ。
『体温計読んで』ってどんなアプリ?
その名の通り、体温計の数値を認識することに特化したアプリです。
画像の文字を認識するOCR系のアプリはたくさんあるんですけど、なぜかデジタル数字の認識ってうまくできないんですよね。
でも、このアプリなら体温計の数値を読み取ることができるんですよ!
コロナ禍で毎日の体温測定が当たり前になった2020年の5月にリリースされました。(app storeからダウンロード、android非対応)
もう2年近くになるので、知っている方も多いかもしれませんね。
もともと視覚障害者向けに開発されているので、アプリの画面には撮影ボタンと設定ボタンしかないシンプル設計なのと、voice over(iOSの画面読み上げ機能)に対応しているのが嬉しいポイントです。
使い方は簡単!
アプリをダウンロードして立ち上げると、利用規約への同意とカメラへのアクセスを要求されますが、voice overでちゃんと読み上げてくれるので簡単に初期設定ができますよ。
あとは体温を測って体温計を撮影するだけです♪
体温を測定したら、体温計の数値が出ているところを上に向けて机に置きます。
アプリを立ち上げて体温計の数値にカメラをかざすと、スマホが「ピーッ!ピーッ!ピーッ!」と鳴き出します
これは、スマホの画面に体温計の数字が写っている合図なのでご心配なく。笑
その状態で左下の撮影ボタンを押せば、数値を認識して読み上げてくれます。
撮影する時のポイント
数値がうまく認識できなかった時は、画面に撮影時のポイントが表示されます。
ここでは、私がうまく撮影できるようになった2つのポイントを書きますね。
①シャッター音が2回鳴るまで動かさない
撮影をする時、フラッシュありとなしで撮影しているようで、シャッター音が2回鳴ります。
その間は動かさないようにしないと数値がうまく認識されません。
私はこれに気付くまで「全然読み取れないじゃん」とイライラしていました。苦笑
②部屋を明るくして撮影する
フラッシュありでも撮影しているようですが、部屋が明るくないと数値の認識ができないみたいです。
全盲で光がわからない私は1人だと部屋の電気をつけないことが多くて、電気のつけ忘れで読み取ってもらえない失敗をよくしていました。
失敗する度に思い出して、電気をつけたらちゃんと認識してくれました。
でも、『体温計読んで』の操作に気を取られ、体温計を片付ける流れで外出準備に取り掛かたら電気をつけたまま出掛けてしまう…なんて失敗もあるので要注意です。笑
まとめ
前回紹介した音波通信でスマホ連携できる体温計の方が断然楽なのですが、体温測定がかかせない今、無料のアプリで体温を読み上げてくれるのはとても助かりますよね。
android非対応なのが残念です。
使いこなすにはコツがいりますが、iOSユーザーの方はぜひ一度試してみてください☆
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