ドラマ『恋です！～ヤンキー君と白杖ガール～』がいよいよ今日から始まりますね！
同じ白杖ガール？として親近感があるし、原作が面白いからすごく楽しみにしています♪
ということで、作品の紹介と視覚障害者だから思うことを書いてみました。
原作『ヤンキー君と白杖ガール』を知ってますか？
このドラマは、うおやま先生の『ヤンキー君と白杖ガール』というコミックスが原作。
物語は、街を牛耳る最強ヤンキーの黒川森生と、盲学校に通う弱視の赤座ユキコが出会うところから始まります。
純粋で優しい黒川くん×勝気なユキコちゃんの微笑ましい恋愛模様が気になる作品なんだけど、マイノリティでなかなか周りに理解されない２人の心境も描かれていて、ふと考えさせられる作品だったりもするんですよね。
”ヤンキー”とか”弱視”っていうワードに特別な感じを抱いちゃうかもしれないけれど、どこにでもある日常がラブコメタッチで描かれているので、「中身は私たちと変わらないじゃん」と思わせてくれるとても良い作品です。
原作漫画は音声で読みました
私は全盲になってから、ほとんどの本は音声を聞いて読んでいます。
最近は最初から音声のオーディオブックがあったり、音声アシスタントが読んでくれたり、健常者でも音声で本を読む人がいますよね。
それと同じような感じで、ボランティアの方が朗読してくださったものを聞いて読んでいるんです。
ただ、漫画はセリフ以外がイラストで表現されているから、朗読が難しくて音声化されているものはほぼないんですよね。
でも、この漫画は弱視がテーマということで制作してくださっているんです♪
私は視覚障害などで読字困難な人向けの『サピエ図書館』を利用していますが、角川書店の公式youtubeでも聴いて読めるボイスコミックスが公開されています。（動画はこちら）
人気声優の下野紘さんと鬼頭明里さんが声を担当しててアニメみたいな感覚になりますよ。
音声ガイドの体験もできちゃうので、ぜひ一度見てもらいたいな☆
視覚障害者だから期待していること
私の周りの視覚障害者は、みんなこのドラマに注目しています。
まだまだ白杖自体を知らない人が多かったり、「白杖を使っているけど見えてるじゃん」「スマホ使ってるってことは見えてるでしょ」といった誤解があるので、このドラマで少しでも視覚障害者の日常を知ってもらえたらいいなと期待しているんですよね。
抵抗がありながらも白杖を持ち始めた視覚障害者にとっては、街中でより注目を浴びてちょっと大変かもしれないけれど、私は見守りの目が増えたり、声掛けなどのサポートが増えたりしたらありがたいなと思っています。
案内人として濱田祐太郎さんが登場する解説コーナーもあるので、手引き誘導の方法とかをたくさんの人に知ってもらえたら嬉しいですよね。
まとめ
『ヤンキー君と白杖ガール』は単純に面白いラブコメに、マイノリティの心境や視覚障害の知識がちりばめられた素敵な作品です。
ぜひいろんな人に見てもらいたいなと思っています。
ドラマではどんな風になるのかとても楽しみです☆
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