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振り込みで失敗… 全盲でもATMは使える?

今回はお部屋の契約手続きで振り込みが大変だったお話です。
私、振り込みは自分1人でできないのに失敗しちゃったんですよね。。
そもそも視覚障害者はATMを使えるの?ネットバンキングは便利なの?といったことも含めて書いていきたいと思います。

振り込み金額を間違えちゃった…

まずは失敗談から。
最初に書いたように、私は1人で振り込みに行けません。
なので、ヘルパーに同行してもらってATMで振り込みの操作をしてもらいました。
それなのに、金額を間違えちゃったんですよね。。
その日のうちに不動産屋さんから「○○円不足していますので、再度振り込みまたは店舗への自賛をお願いします」ってメールが届いて、すごく恥ずかしかったです。

なぜこんなことが起きたかというと、ヘルパーに見てもらった見積もり書が間違ってたんですよね。
振り込みしたのは入居日が確定する前の金額で、入居日からの日割り計算分や家財保険料が含まれていませんでした。
実はこれ、間違えるような気がしてたんですよ。苦笑
だから、最初の概算分の書類は破棄しようと思ったんだけど、契約の印鑑を押してあったから保管しておいたんです。
そんなことすっかり忘れていて、「あれ?もうちょっと高くなかったかなぁあ」と思ったものの、「契約一時金を引いたらそれぐらいか」と納得しちゃって気付きませんでした。笑

結局どうしたのかというと、
1人で不動産屋さん近くまで行ってから、電話して迎えに来てもらおうと思ったのですが、たまたま近くにいた姉が付き添ってくれて無事に納金できました。

さて失敗談は置いといて、全盲の私がどのように銀行を利用しているか紹介していきたいと思います。

ATMは受話器の音声ガイダンスで使える!

ATMATMといえば基本的にタッチパネルですよね。
私は画面が見えないので、タッチパネルの操作はできません。
なので、タッチパネルの横についている受話器を使います。
この受話器、存在に気付いていても使い方をしらなかったり、コールセンターに繋がるものだと思っている方が多いんじゃないでしょうか。
私も全盲になる前は知りませんでした。
でも実は視覚障害者がATMを利用するためのもので、受話器を耳に当てると「利用されるお取引の番号を押してください。お引き出しは”1”、お預け入れは”2”、…」といった具合に音声ガイダンスが流れるんです。
受話器の内側には数字のボタン(電話と同じ並び)がついているので、音声ガイダンスに沿ってボタンを押していけばATMを利用することができるというわけです。

支店内の1台だけに受話器が設置されているといったように、全てのATMが対応しているわけではないようですが、ほとんどの金融機関が視覚障害者向けのATMを導入していますよ。
コンビニのATMにも設置されているので、1人で行ける場所が多くない私には助かりますね。

セキュリティへの配慮

受話器を使って操作している間、タッチパネルの画面がどうなってるのか気になった時がありました。
実は、タッチパネルの画面には取引内容が表示されていません。
それから、受話器での操作中はタッチパネルが反応しない、「現金をお取りください」というような音声は受話器だけで流れる、といったセキュリティ面の配慮もされているんですよ。
信頼しているヘルパーであっても見せたいものではないし、知らない人にお金を盗まれたら困りますからね。

音声ガイダンスで取引できるのは4つだけ

音声ガイダンスで利用できると知った時はとても便利だ!と思ったのですが、全ての取引に対応しているわけではないんです。
できる取引は引き出し、預入、残高照会、通帳記入だけなんですよね。
それ以外はタッチパネルじゃないとできなくて、振り込み容姿を使った振り込みもできません。
これが私が自分1人では振り込みできない理由です。
もちろん、窓口へ行けば行員さんが手続きしてくれるのですが、窓口が開いている平日に時間が取れなかったり、手続きに時間がかかったりという行きづらさがあるんですよね。

振り込みはネットバンキングが便利!

ネットバンキングなら、スマホアプリやパソコンから振り込みができるそうです。
ただ、私が唯一解説しているネットバンキングは楽天銀行なのですが、こちらは音声読み上げに対応していないので全盲の私は振り込みができません。
視覚障害者の友人に聞いたところ、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行といった大手の銀行はアクセシビリティが良く、スマホやパソコンの音声読み上げで操作ができるそうですよ。
私もUFJ銀行のネットバンキングをインターネットで申し込もうとしたんですけど、うまくいかなくてずっと後回しにしています。
早めに対処していたら、今回の失敗も大したことなかったんですけどね。苦笑

まとめ

視覚障害でタッチパネルが見えなくても、音声ガイダンスでATMの操作ができます。
ただ、振り込みの操作はできないので、自分で振り込みをするにはネットバンキングの手続きが必要になります。
スマホやパソコンに不慣れな方はちょっと不便ですが、銀行に行けば行員さんが対応してくれますし、不正防止のため2人体制で手続きしてもらえるので安心ですよ。
私は今回の失敗が良い勉強になったので、早めにネットバンキングの手続きをしたいと思います♪

コメント

  1. 山ちゃん より:

    受話器のときは画面には表示されていないんですね。
    ありがたい配慮、知りませんでした。
    楽天銀行は僕も使ってます。
    パソコンだと、たまに読み上げないボタンがありますが、
    比較的使いやすいですよ。
    さっきスマホでできるか試してみました。
    ことごとくボタンを読みませんね(苦笑)
    レビューに書いておきました。
    操作自体はできそうなので、対応してくれると嬉しいな。

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