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スマホ連携できる体温計が便利

今回は、コロナ禍の日常にかかせない体温計の話です。
一人暮らしする前は基本的に家族に数値を見てもらっていたのですが、一人暮らしになるとそうはいきませんよね。
一人暮らし開始に合わせて、全盲の私にも便利な体温計を買ったので紹介したいと思います。

数字が読めない視覚障害者の体温測定

新型コロナウイルスが流行し始めてから、毎日のように体温を測定していますが、視覚障害者は数字が読めなくて大変だったりします。
視覚障害者が体温を把握する方法は大きく4つ。

①人に見てもらう

同居家族がいれば一番手っ取り早いのがこの方法。
実家の時はほぼ毎日見てもらっていましたが、朝は家族も忙しくてタイミングが合わないこともあるのがちょっと難点ですかね。
ちなみに、私の職場は退勤時にも検温するルールとなっていて、同僚や上司に数値を見てもらっていますよ。

②スマホアプリで文字認識をする

『体温計読んで』という、体温計の数値を見るためのアプリがあるんですよね。
家族とタイミングが合わない時はこれで体温を把握していました。
詳しくは次回書きたいと思います。

③音声付き体温計を使う

健康管理機器で有名なオムロンから発売されている体温計の中に『音声付電子体温計MC-174Vけんおんくん』というものがあります。
測定結果はもちろん、電源のオン・オフや今の状況を音声で教えてくれるんですね。
ただ、実測値しか測定できないので、測定に約5分かかるのがちょっと不便なんですよね。
地域によっては、視覚障害者の日常生活用具給付金の対象となっているので、気になる方はお住いの役所に問い合わせてみてください。

④スマホ連携する体温計を使う

今は家電やスマートウォッチなどでもスマホ連携や、データの自動転送が増えていますよね。
体温計にもスマホにデータを転送できるものがあって、スマホの読み上げ機能で数値を把握することができるんです。
詳しく紹介していきますね。

音波通信体温計MC-6800Bけんおんくん

今回買ったのはオムロンの『音波通信体温計MC-6800Bけんおんくん』です。
見た目は一般的な体温計と変わりません。
測定方法も特に変わったところはなく、予測式で約15秒のスピード検温ができます。
特徴的なのは、測定結果を音波でスマホに転送できるという機能ですね。
専用アプリの『Omronコネクト』にデータを記録することができます。
Omronコネクト → 【app_storeからダウンロード】   【google_playからダウンロード
こちらのアプリはスマホの読み上げ機能に対応しているので、全盲の私も簡単に測定結果を確認できますよ。
ちなみに、アプリの初期設定やペアリングも自分でできました。
気になる方はこちら→【Amazonで見る】  【楽天市場で見る

実際の使い方

まずはケースから取り出し、上部の電源ボタンを押します。
ワキに挟んで15秒程経つと「ピコピコピコッ」と鳴って、体温測定が完了します。
同時に「ジジジジジ…」と遠くでセミが鳴いているような音が鳴り始めます。
これがスマホにデータ転送するための音波信号みたいですね。
『Omronコネクト』アプリを開き、体温の追加→転送を始めるボタンを押してから、泣いている体温計をスマホのマイクに近づければ1秒で転送完了です。
音波通信は測定完了から2分間行えるので、そんなに慌てることもありませんよ。
そして、体温計の電源を消してケースに戻せば終了です。

1か月使ってみた感想

使う前は、毎回アプリを開いてマイクに近づけてって手間かなぁと思っていました。
でも、体温計をワキに挟んでから『Omronコネクト』を転送モードに準備すれば、ちょうど体温の測定が終わるので、意外と時間の無駄がなくて良いんですよ。
ちょっとストレスなことといえば、血圧計など他の対応機器の設定、お知らせ、通知設定などなど、アプリにたくさんのボタンが並んでいて、画面がごちゃついていることですかね。
まぁ画面上の並びがわかってきたらあまり気にならなくなるので、便利さに比べれば大したことありません。

まとめ

元々はTwitterのフォロワーさんに教えていただいたこの体温計。
使ってみたらとても便利だったので、私も紹介させていただきました。
スマホを使い慣れている人であれば、時間がかからずいつでも1人で体温測定できるので、とてもおすすめです!

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